私は今までに4回転職を繰り返してきました。仕事が嫌だったとかではなくスキルアップと、そのときに興味があった業種の会社で働きたいという考えから転職を繰り返して来ました。でも、あるITベンダーに就職したことをきっかけに、働く意味やなぜ、仕事をしているのか、自分は社会人として働くのに向いていないのでは・・・社会不適合者なのでとまで考えるように。仕事ができない人だった私が自分にあった仕事を見つけたヒントをお伝えします。

いわゆるブラック企業!?

スキルアップをするために4回、転職を繰り返してきた私ですが、会社の利益に貢献できる働きをしてきたという自信がありました。色々な課題や改善に取り組んできた成果や、会社の利益改善も数値で見て活動結果を報告できしてきました。でも、4社目に就職したITベンダーで私はつまづきました。

私が就職したITベンダーでは、会社全体での取り組みというよりは、個々の能力の高さを重要視するような傾向にあったこと、人事評価が減点方式だったことが大きな要因だと思うのですが、失敗したら責任のなすりつけ合い、自分で対応できないことは他人に振る、自分の仕事だけ終わればいいなどといった雰囲気の会社でした。

そんな雰囲気の会社ですから、上司の人の行動や言動も凄かった。一般社員のことを兵隊呼び、朝から夜遅くまで働くのが当たり前という雰囲気を出し、早く帰るものなら査定を落とすとまで言う。上司は課や部の責任者ですから問題が起これば対応したりすることが当たり前と思っていましたが、何も動かない。上司が起こしたトラブルも部下が対応していましたが、トラブルが解消できないと担当になった社員の責任になるという責任転嫁が行われる。

転職活動や就職活動は個人ではなく、転職サポートをしてくれる会社で紹介されたところに行っていましたし、企業リサーチもしていましたが、内部のことまでは詳しく知ることが出来ていなかった私は唖然としました。一部上場企業の超有名独立系ITベンダーだったんですけどね。

スポンサーリンク

仕事ができなくなった私・・・

・与えられる仕事がとにかく多く時間が足りない
・土日祝日出勤当たり前
・朝7時~終電に間に合うまで仕事、徹夜もざら
・部所間の連携が無いから情報共有ができない

など、仕事をする上での環境を理由にあげると言い訳にしかなりませんが、どう考えて仕事量と部員の数が足りていない状況にありました。後に分かったことですが、私が所属していた部所長は、本部長から嫌われていて無理難題が多くのしかかってくる部所でした。

それでも、入社当初はやる気に満ちている訳ですから、どうにかしようと思って頑張って仕事をする訳ですよね。でも、またそれが仇になってしまった訳です。

・情報を教えて欲しいだけなのに仕事の邪魔をする
・会議があったから納品に間に合わなかった
・これはこっちの責任ではなく、そっちの責任だ
・当部所は仕事ができない集団で残業代が勿体ない

これは、実際に他部所や部長以上に実際に言われたことの一例です。このような環境の中でも仕事をして成果を上げないと給与は上がりませんので、仕事に頑張っていましたが、ダメ出しの連続。そんな日々が2年位経った頃から、仕事をする意味が分からなくなってきました。

どんなに頑張っても評価されない、褒められない。私が作成した改善提案書は本部長が作成したものとされ提出されていたりと意欲が無くなってきて、仮病でも使って会社を休みたいと思うようになっていました。会社の人事評価は散々たるものでした。一応面接があり、言いたいことは言っていましたが、部長や本部長が面接官なので、何を言っても無駄な状態。

モチベーションが下がり、やる気も出ない状態になってしまいました。会社に行って仕事をするのが辛いし、身体が拒否するようになっていましたが、家族もいますし、生活もしていかないと行けないので無理やり行っていました。

このとき思ったんですよね。何のために働くのか?

スポンサーリンク

私は何のために働くのか?

あなたは何のために働いていますか?

・生活するために働く
・家族のために働く

など働く理由は人それぞれあると思いますが、根本的なところはお金を稼ぐために働くということですよね。だって、収入が無ければ住む家も借りられなければ、食事もできなくなってしまいます。

でも、収入を得ることだけが目的で働いている訳ではありませんよね。会社の中での自分の役割を果たしたり、存在感を出したりして、周りの人から認められたいということ考えが仕事へのモチベーションややりがいにつながると思います。誰かのためにするとか人から頼られるからするといったことも働く理由。

私は4回の転職を経験して5社の会社で、私は何のために働いているのか?という疑問を持ち考えました。

やりたいこと・好きなことをしながら働くには?

就職して会社で同期や先輩・上司と話をすることが増えてくると会社内の不満や言い訳などの声もたくさん聞こえてきます。

・あの上司や先輩が苦手
・忙しすぎる
・言うだけで動かない
・~だからできないのに
・辞めたい
・あの会社はいいなぁ

などという不満の声は多く聞きますよね。特に居酒屋さんなどに飲みに行くと、色々な席から不平不満の声を聞くことがあります。皆さん、我慢しながら働いているんですよね。でも、やりたいことや好きなことを仕事にしている人もいます。実際に、そういう人と会う機会が聞いてみました。「やりたいことや好きなことを仕事にする方法は?」何ですかと。

・自分が本当にやりたいことを見つけること

このポイントは「本当に」というところ。中途半端な気持ちでのやりたいことや好きなことを仕事にしてもやっぱり続かないそうです。何があってもこの仕事とで成功させる、一生の仕事にするという決意と本気度が必要とのこと。

私は何のために働くのかを考え始めてから6年間、本当に自分がやりたい仕事は何かを模索しました。私の勤めていたITベンダーは、本業に支障がなければ副業OKという会社だったので、短期アルバイトや派遣に登録して、興味のある仕事や業種などを経験してきました。

その中で、今まで興味が無く素人では難しいのではと思っていた仕事が1つあり、私はそれにハマりました。

ITベンダーで働きながら、ハマった仕事のことを勉強したり、自分で作成してみたりして試行錯誤しながら5年が経った40歳間際の38歳で転職というか、思い切って独立しちゃいました。

自分にあった仕事を見つけたヒント

5社もの会社で働きながら、会社で一生働いていくことが当たり前だと思っていた私。安定しているし、自分がちょっと怠けても、休んでも、失敗しても誰かが助けてくれる、フォローしてくれるから大丈夫・・・なんて考えていました。

でも、ITベンダーで仕事ができない人という烙印を押されてから、自分のために仕事をしたいという考え方に変わりました。もちろん、その根底には家族や生活ができるだけの収入の確保は最低限必要です。

探してみると今までに知らなかった仕事が山ほどあり、興味があるものや楽しそうだなと思うものを1つ1つ試して行きながら、続けられるかを考えて、続けられないと判断したらすぐに次のことをするというようにして、何が自分に合っているのかを探すことが大切です。何があっても継続できるというものを見つけたら、今度はそれが収入につながるかを考えます。

例えば、サービスや商品を買ってくれる人がいるのか、売っている人はいるのかを調べて、同じものを売っている会社や人がいれば話を聞かせてもらうなどするととてもためになります。

切羽詰まった状態では、自分にあった仕事を見るけることは難しいと思いますので、働きながら見つけていくほうがいいです。会社内だけではなく、取引先で信頼でき相談できる人がいれば話してみたり、学生の頃の友人に相談したりしながら意見を聞きながら進めていくといいです。誰かに言うという行動が、新たな出会いを引き寄せてくれます。

タイミングがあえば、あれよあれよと話がまとまることもありますし、良い出会いになることもあります。でも、ちょっと怪しいなという人も近寄ってきます。そのときは、直感で怪しいと思ったときはやめたほうが無難だと経験上思います。

・まずは実際に経験してみる
・継続することができるか
・やっていて楽しく、時間を忘れられるか
・収入につなげられるか

などを基準に見つけていくといいと思います。

 
スポンサーリンク

あとがき

私は独立しましたが、別に独立しなくても会社の中で働きながらでも「やりがい」を得ることは十分にできます。でも、そのときは周りの意見に流されるようではいけないと思います。自分の考えをしっかりと持ち、会社の方針と向きを一緒にしていきながら仕事を進めることが大切だと思います。

やりたいことや好きなことを仕事にしてみた分かったことは、不平不満は出ないということでしょうか。どうしたら、良くなるのか、改善することができるのかなどを考えるようになり、通常の仕事以外でも新たに自分で仕事を見つけることができ、楽しみが増えています。

とりとめもなく書いてしまいましたが、あなたの何かの参考になれば嬉しいです。